概要
先日、Steamからゲームレコーディング機能の提供開始がアナウンスされました！まだベータ版の新機能ですが、早速使ってみたので手順を紹介します。
勿論SteamDeckでも利用可能で、デスクトップモードからOBSを起動せずに録画できる様になりました！手軽に録画ができる様になったのは大きい！
使い方
以下、SteamDeck（BigPictureモード）を基準に手順を紹介します。
ベータ版への切り替え
まずは、設定 > システム > ベータへの参加 > システム更新チャネル から、Steamをベータ版にしよう。
初期は「安定化」になっているが、「ベータ」を選択。そのまま再起動が促されるので、「今すぐ再起動」。その後、更新内容がダウンロード、インストールされる。更新時間は2,3分だが、念のためバッテリー切れに備えて充電しておこう。
再起動後、設定項目にゲームレコーディングが追加されている。
ゲームレコーディングの設定
ゲームレコーディング機能は、以下から選択する。各機能ごとに、特有の設定もある。
バックグラウンド録画
ゲームプレイ開始時、自動で録画が開始する。
録画動画の長さ・画質は変更でき、ディスク容量に関わる。設定した容量一杯になると、新しいゲームが録画される度に古いゲームプレイが上書きされる。
オンデマンド録画
特定ボタン（デフォルトは Steam + A、設定で変更可）押下に録画を開始。
こちらは録画動画の長さは設定できず、画質のみ。
共通操作
いずれの録画方法でも、録画中はヘッダメニューに録画用の赤いアイコンが表示される。
また、いずれの録画方法もSteam + Y（変更可） でタイムラインマーカーを追加できる。
タイムラインマーカーを追加することで、後から見返す際の参照ポイントを追加できる。
タイムラインマーカー以外にも、実績解除やゲームによってはイベントごとに自動で専用マーカーが追加される。
録画動画の管理方法
録画動画は、メディアでスクリーンショット同様に一覧表示される。
不要な動画を削除したい場合は、メディアからの削除に加えて設定 > ストレージからも削除できる。
動画のカット方法
メディアで録画動画を選択すると動画が再生されるが、右下のハサミボタンを押下すると、カット編集モードに入る。
カット編集モードでは、「カット開始点に移動」「カット開始点を指定」「カット終了点を指定」「ズームイン・アウト」「カット動画を保存」の5種のボタンが追加される。
RT, LTボタンで10秒早送り・巻き戻しができるので、これと組み合わせてカットしよう。「クリップをメディアに保存」選択で、mp4形式で保存できる。
SteamDeckから他デバイスへクリップを転送する方法
クリップ作成時、「他のデバイスに送信」「スマホに送信」「QRリンクを作成」を選択することで他デバイスに転送できる。ただし、60秒を超えるクリップでは後者2つが選択できない。
- 他のデバイスに送信: PCなどの別デバイスで2日以内にSteamサインインすることで、「録画とスクリーンショット」に自動で追加される。
- クリップをスマホに送信: Steamアプリがインストール済みのスマホに通知が届き、ダウンロードできる。
- QRリンクを作成: クリップをダウンロードできるQRコードが作成される。QRコードは2日間有効。
録画先の変更方法
ゲームレコーディングの録画先は、デフォルトはSteamDeckのローカルHDDが選択されているが、スペックの都合で十分な空き容量を確保できない可能性がある。
MicroSDカードを録画先に指定したいが、BigPictureモードでは録画先を変更できない。
変更するためには、デスクトップモードに切り替えてSteamを起動。
ヘッダメニューの Steam > 設定 > ゲームレコーディング > 未加工の録画フォルダー > フォルダーを変更 を押下し、MicroSDカード配下のフォルダを選択する。
以降は、BigPictureモードに戻っても録画先が変更された状態になっている。
所感
管理人の旧型SteamDeckはHDD 64GBなので、ローカルのままだと録画時間か画質を犠牲にしないとゲームレコーディングが利用できない状態でした。
しかし、MicroSDカードに録画先を変更以降は快適に利用できています！
思考停止でゲームを起動するだけで録画が開始されるバックグラウンド録画はとにかく便利！撮れ高は予期せず訪れるので、十分な容量を確保した上で最大限利用しましょう。
将来的には個別のゲーム設定も予定されてる様なので、事前に撮りたいタイミングが決まってるゲームであればオンデマンド録画で容量を節約することもできそうです。
反面、たまにゲーム終了後に画面が真っ暗なまま固まる事象が発生しています。
こちらは今後のアップデートで改善されることでしょう。今後の機能追加にも期待ですね！
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