The Game Awards 2025の「Best Action賞」、Steamアワードの「Steam Deckベストゲーム賞」を受賞した『Hades II(ハデス2)』。今回は、メリノエの冒険を支えてくれるオリュンポス主神9柱と、それぞれが授けてくれる功徳の特徴を、初心者向けにまとめて解説するぞ!
主神に属さない、ほかのオリュンポス神やNPCについては、別の機会に紹介する予定。冥夜の武具の解説は、こちらの記事にまとめている。
動画でも解説しているので、実際の画面の動きを見たい方は、こちらもどうぞ。
主神9柱の早見表
- ゼウス:雷を司る。集団戦に強く、ザコ処理が得意。防御系の功徳はない。
- ヘラ:絆を連想させる能力が多い。集団戦での巻き添えダメージと、総合的な底上げが持ち味。
- ポセイドン:水しぶきによるダメージとノックバックが特徴。遠距離主体の武器向き。
- デメテル:氷の能力で敵の動きを止める、サポート寄りの神。
- アポロン:光を司る。広範囲攻撃と、攻撃の無力化が得意。
- アフロディテ:近接のダメージ強化と、敵の弱体化を担う。脳筋向き。
- ヘパイストス:瞬間的な爆発ダメージと、防御強化が持ち味。
- ヘスティア:炎を司る。炭化で継続ダメージを与え続けられる。
- アレス:負傷による大ダメージ狙い。ハイリスクハイリターン。
1. ゼウス
まずは主神の中心、オリュンポスの最高権力者のゼウス。雷を司り、集団戦に強い殲滅力を誇る。
固有の状態呪詛は「雷電」。付与した対象に120ダメージを与えるか、4秒後に落雷でダメージを与える。与えるダメージは、発生源の功徳によって変わる。複数の敵に雑にばら撒くだけでも、なかなかのダメージが見込める。
細かいダメージを与える功徳が多く、風属性が5以上のときに「風の煽り」を取得すると、最低ダメージ50が保証されるダメージ源になる。
ゼウスの功徳は風属性だけなので、ゼウスに偏ったビルドにすると、複数のダメージ源がまとめて敵を薙ぎ倒してくれる。
レジェンダリーの「瞬殺の雷撃」は、25%の確率でザコを初撃で瞬殺する。まさにザコ処理の専門家。妻ヘラの「結束」の付与も組み合わせると、さらにほかの敵にも巻き添えダメージが発生して、ザコ敵が面白いように溶けていく。タイムアタックでも活躍しそう。
反面、攻撃に特化しすぎていて、防御系の功徳は一切ない。殲滅力を底上げしたいときに、ゼウスの力を借りよう。
2. ヘラ
続いて、ゼウスの本妻のヘラ。ギリシャ神話ではゼウスの姉でもある。ゼウスの浮気に激しく嫉妬して、愛人や子どもたちに執拗な復讐を行った、嫉妬深くも権威ある「神々の女王」。そのためか、絆を連想させる能力が多い。
固有の状態呪詛は「結束」。8秒間、同じ呪詛にかかったほかの敵が受けたダメージの30%を共有する。ゼウスと同じく、集団戦で有効。ただし、ボス相手にはあまり効果を発揮できない。
ほかには、ほかの功徳を強化するものや、ほかの功徳しだいで効果を発揮するものが多い。特に、4属性のインフューズ功徳は、総合的な戦闘力の底上げに大きく貢献する。
特徴的なのは「生得の漲り」で、マナを使い切った瞬間に、備蓄と引き換えにマナが全回復する。本作最強クラスの功徳で、Ω技を連発するビルドでは必須のパーツと言える。発動時は、チャージ魔法陣が緑色になることも覚えておこう。個人的には、癖のない「血脈」も結構好き。
総じて、結束による集団戦での巻き添えダメージと、さまざまなバフで総合的な戦闘力を底上げするタイプ。
3. ポセイドン
3人目は、海の神のポセイドン。ゼウス、ハデスと並ぶ三兄弟で、非常に荒々しく、三叉の矛「トライデント」を振り下ろして、地震や津波、嵐を引き起こすと言われている。メリノエから見ると、「親戚の豪快なおじさん」といったところ。
固有の状態呪詛は「足滑り」。対象は3秒間、攻撃を受けると25%の確率で追加の50ダメージを受ける。割合ではなく固定ダメージなので、手数が多いほど有利に働く。ただし、付与できる功徳は少なく、魔札「原初」とは相性がよくない。
メインのギミックは、水しぶきによるダメージ。敵を大きくノックバックさせる効果もある代わりに、想定外の位置にずれやすいのが難点。水しぶき単体では火力不足の感は否めないが、レジェンダリーの「海王神の潮流」があれば、特大の追加ダメージで、頼もしいボスキラーになる。セットで使いたい。
「掘り出された宝」「海の賜」のように、報酬に関わる能力もある。序盤に獲得するほど、恩恵が大きい。インフュージョンは水属性の数に応じたHP強化で、こちらはシンプル。
総じて、水しぶきを活かせるかどうかが、ポセイドンを取るときの大きな判断基準になる。HP強化の効果は、ほかの功徳でも補えるので、武具との向き不向きがはっきり出るかもしれない。遠距離主体なら、検討の余地あり。
4. デメテル
4人目は、豊穣と冬の女神のデメテル。メリノエの母方の祖母にあたる。ふだんは穏やかだが、娘のペルセポネがハデスに誘拐されたときは、悲しみのあまり農耕を放棄して、世界に飢饉をもたらしたという逸話がある。これが四季の起源になったとも言われている。本作では、豊穣よりも氷の能力の印象が強い。
固有の状態呪詛は「凍結」。発動から2秒間、対象の動きを止める。解除後は、10秒たたないと再び付与できない。魔陣や武具による広範囲の付与が強力で、開幕に敵の動きを制限して、こちらのペースをつかめる。凍結中にフルボッコにするも、Ω技のチャージの時間を稼ぐも、応用の幅は広い。
反面、凍結自体にダメージ効果はなく、功徳によるダメージ強化率も最低限。攻撃よりは、サポート寄りの神。ただし、レジェンダリーの「冬の幸」を獲得すると一転して、HP残量が10%以下の敵が砕け散って即死する。
それ以外にも、Ω通常攻撃とΩ魔陣のダメージ強化があって、攻撃面の功徳も意外と悪くない。豊穣を象徴する「庭師の才」「着実な生長」は、ポセイドンと同じく、序盤で獲得できるとうれしい。
総じて、凍結による行動制限で、攻略の安定感を増してくれる神。ダメージ強化が中途半端なので、タイムアタックではあまり選ばれないかもしれない。比較的、初心者向きの神。
5. アポロン
5人目は、太陽神のアポロン。月の女神アルテミスとは双子の関係で、芸術と理性を司る、オリュンポス随一の美青年。本作では光を司り、広範囲攻撃と、攻撃の無力化が得意。
固有の状態呪詛は「目眩まし」。発動から9秒間、対象の攻撃のダメージが20%の確率でゼロになる。付与する手段は豊富だが、通常攻撃・特殊攻撃では付与できないのが難点で、ポセイドンと同じく、魔札「原初」とは相性がよくない。
代わりに、通常攻撃・特殊攻撃は、ダメージに加えて攻撃範囲も大きく強化できるのが特徴。圧倒的な制圧力は、一度経験すると病みつきになる。魔陣を拡大させる功徳もある。
- 「目映い健脚」:手軽に疾走速度を強化できる。
- 「自己治癒力」(インフュージョン):戦闘中に回復効果を得られる希少な功徳で、生存力を大きく上げてくれる。炎属性が3つと、発動条件もそこまで厳しくない。
- 「比類なき才」(レジェンダリー):Ω攻撃を2回発動する豪快さだが、マナ消費が増える点には注意。
総じて、範囲攻撃と、確率回避による安定感のある強化がウリ。生存率を上げたいときに、取ってみよう。
6. アフロディテ
6人目は、愛と美、そして官能を司る、最も美しい女神のアフロディテ。夫は不器用なヘパイストスだが、心を奪われたのはアレス。ゼウスには劣るものの、彼女も色恋沙汰が絶えない。本作では、愛の力で「近接強化」と「敵の弱体化」を担う。
固有の状態呪詛は「腕力低下」。対象が攻撃で与えるダメージが、30%以上低下する(最短1秒間)。デフォルトの効果は物足りないが、シナジーを活かせるほか、レジェンダリーの「情緒不安定」では、ほかの神の状態呪詛に転化できる。
だが、一番の特徴は、通常攻撃と特殊攻撃に対する、ゲーム中で最大のダメージ強化倍率。近接限定ではあるものの、ヒロイックの「魅惑の大技」はLv1で+250%と、クリティカルすら上回る最強のダメージ強化率を誇る。
近接戦闘をサポートする「心痛弾」というギミックもあり、自分の周囲を旋回する球が敵に当たると、爆発してダメージを与える。バフ能力も豊富で、脳筋のゴリ押しに向いている。インフュージョンの「さりげない策略」も、風属性に応じて手軽に回避率を上げられて優秀。
近接高火力で暴れたい、強化系のプレイヤーに最適な神。反面、遠距離主体のビルドでは、恩恵が限られる印象。
7. ヘパイストス
7人目は、鍛冶の神のヘパイストス。神々の武器や装飾品を作る職人気質で、生まれつき足が不自由。非常に勤勉な性格だが、妻アフロディテとアレスの不倫を公衆の面前でさらすなど、強い復讐心を持つ一面もある。主な能力は「瞬間的な爆発ダメージ」と「防御強化」。
固有の状態呪詛は「発光」。5秒間、対象に+15%のダメージを与える効果で、「窯の熱風」によって、爆発ダメージ時に追加で付与できる。その爆発ダメージがメインのギミックで、瞬間的に大ダメージを与えられる。反面、長いクールタイムが必要なことと、爆発ダメージ以外の強化を得られないことが、大きなデメリット。
それ以外では、アーマーと最大HPの強化効果が豊富で、敵のアーマーに対しても、特効ダメージを与えられる。土属性の数に応じて、通常攻撃・特殊攻撃のダメージを強化する「鉄の重み」も優秀。何より唯一無二なのが、冥夜の武具の態を、その夜限り強化する「名匠の業」。まさに鍛冶の神にふさわしい功徳。
総じて、生存強化を重視したいなら、文句なしの選択。爆発ダメージはやや使いづらいものの、使用頻度の低い攻撃に付与すると、意外なダメージ源として活躍する。逃げ回って時間を稼ぐチキンプレイでも、有効かもしれない。
8. ヘスティア
8人目は、竈の女神のヘスティア。非常に穏やかで、目立たないことを好む性格。ギリシャ神話でもあまり目立たないが、実はゼウスの姉。ポセイドンやアポロンに求婚された、意外な過去もある。本作では、炎の能力を司る。
固有の状態呪詛は「炭化」。付与するたびに数値が蓄積されて、スタックの消化とともに、毎秒100ダメージを与える。付与する値は固定なので、手数の多い武器と好相性。一度スタックすれば、以降は自分から攻撃しなくてもダメージを与え続けられるのが、ほかにはない強み。
インフュージョンの「種火」も、火属性の数に応じて攻撃の素力を強化するので、手数の多さとシナジーがある。レジェンダリーの「炎使いの足取り」も、強力な炭化効果。全体的に炭化とのシナジーがある能力が中心なので、ヘスティアを選ぶなら、炭化ビルドを積極的に狙っていこう。
それ以外では、遠距離ダメージを与える「赤熱の炭化」「余焔」などが、安全圏から安定してダメージを与えつつ、炭化の付与源になる。手数の多さを活かして圧倒したいときに選び、炭化ビルドを軸に強化していくのがちょうどいい。
9. アレス
最後は、軍神のアレス。戦いの神だが、知恵や戦略を欠くという欠点があり、アテナとは対照的な存在。常に血なまぐさい戦場を好む。
固有の状態呪詛は「負傷」。付与した最初の攻撃に対して、素力+50の追加ダメージが発生し、以降は3秒のクールタイムのあとに再発生する。そのため、高頻度の攻撃よりも、攻撃が重い武具のほうが好相性。
負傷効果の本領は、「痛烈な一打」を獲得したあと。確率で+200%の特大ダメージが期待できる。同じく確率で+200%のダメージを発生させる「相打ち」もあるが、これには低HPの維持が必要。攻撃が命中するたびにHPが40まで自動回復する「血宴」とのシナジーで、ギリギリの状態で高ダメージを連発させる設計と思われる。そこまでしなくても、ヘルメスの「成功率」があれば、発生率を大幅に上げられる。
- 「吶喊」(インフュージョン):発動条件の地属性8点をクリアできれば、すべてのオリュンポス神のダメージボーナスが+50%と、非常に強力。
- 刃の効果:一定時間後にダメージを与えるが、待ち時間に対してダメージが控えめで、少し物足りない。
- 血漿のギミック:移動速度・攻撃速度を強化できるが、そのつど拾う手間を考えると、積極的に取る必要はなさそう。ただし、レジェンダリーの「血の芳香」があれば、速度強化のボーナスに加えて、自動で収集できるようになる。あくまで速度強化で、ダメージ強化の恩恵はない点は、少しもったいない。
総じて、アレスを取るなら、大ダメージのギミックを狙うビルドを意識したい。+200%の大ダメージを狙うなら、負傷をメインにするか、瀕死を維持するかのどちらか。「吶喊」を狙うなら、ヘパイストスやデメテルなど、土属性の功徳をかき集める。血漿のギミックは、いったん忘れてもいいかも。
どの神を選ぶ? 目的別の使い分け
今作には、明確に強い・弱い功徳は存在しない。武具の特性や、ほかの功徳とのシナジーを意識して選ぼう。
- ザコ戦の殲滅を重視するなら、ゼウスやヘラ
- 一撃の重さを取るなら、アフロディテやヘパイストス
- 手数で攻めるなら、ポセイドンやヘスティア
- 安定を取るなら、デメテルやアポロン
- ハイリスクハイリターンで高火力を狙うなら、アレス
勝ち筋を意識して使い分けながら、自分だけの「最強ビルド」を探してみよう。みんなの好きなオリュンポス神と、最強ビルドも、動画のコメント欄で教えてほしい。
冥夜の武具6種の特徴とオススメビルドは、こちらの記事で解説している。Hades2 のほかの動画は、こちらの再生リストから。
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