『Slay the Spire 2(スレスパ2)』が Steam ワークショップに対応し、Mod をかんたんに導入できるようになりました。この記事では、Mod の導入手順と、ゲームバランスを変えずにプレイを快適にするオススメの QOL 系 Mod 9本を紹介します。
動画でも解説しているので、実際の画面の動きを見たい方はこちらもどうぞ。
Mod の導入は自己責任で行ってください。今後のアップデートや Mod の動作によっては、ゲームの強制終了やセーブデータの破損が起きる可能性があります。心配な方は、事前にセーブファイルをバックアップしておきましょう。
この記事は、2026年7月(パブリックベータ v0.108.0)時点の情報です。Mod の名前や前提となる Mod、ゲームの仕様は、その後のアップデートで変わっている可能性があります。
Mod の導入手順
前作では Mod the Spire という専用のランチャーが必要でしたが、スレスパ2では不要です。一度設定すれば、あとはいつも通りにゲームを起動するだけで Mod が有効になります。
1. Steam ライブラリからワークショップを開く
Steam のライブラリで Slay the Spire 2 を開き、プレイボタンの下のメニューから「ワークショップ」を選びます。
ワークショップには、世界中の Mod 開発者が作った Mod が集まっています。
2. 導入したい Mod をサブスクライブする
導入したい Mod を選んで詳細ページを開きます。
詳細ページにある緑の「サブスクライブ」ボタンを押すと、必要なファイルが自動でダウンロードされます。
3. 前提となるライブラリ Mod も入れる
Mod の中には、別のライブラリ系 Mod を前提にしているものがあります。この記事で紹介する Mod では、Minty Spire 2 と Quick Restart 2 が BaseLib を、Speed Control が RitsuLib を必要とします。次の2つを先にサブスクライブしておきましょう。
また、次の2つがあると、各 Mod の設定をより細かく変えられるようになります。
4. ゲームを起動して Mod 設定を確認する
いつも通りにスレスパ2を起動すると、設定画面に「Mod設定」が追加されています。不要な Mod があればチェックを外し、ゲームを再起動してください。
前提となる Mod が足りないときは、Mod 設定の画面に赤字で表示されます。表示された Mod もあわせてサブスクライブしましょう。
セーブデータに関する注意点
v0.107.0 では、Mod を導入するとセーブデータがすべて消えたように見える現象が起きていました。これは、Mod の有無によって参照するセーブデータが別になっていることが原因です。
v0.108.0 以降は、Mod を入れていない状態(バニラ)のセーブデータを自動でコピーするようになりました。ただし、2つのセーブデータは別物のままなので、Mod をオフにしてバニラに戻すと、進行状況が戻ってしまう可能性があります。
Mod の有無にかかわらず同じセーブデータを使いたい場合は、Mod 側のセーブデータをバニラ側にコピーしてください。
セーブデータは、Steam のフォルダの Steam/userdata/[自分のSteam3ID]/2868840/remote の下にあります。
オススメ Mod(必須級)
ここからはオススメの Mod を紹介します。いずれもゲームバランスを変えない QOL 系なので、気軽に試してみてください。まずは、個人的に必須レベルでオススメしたい4本です。
Minty Spire 2
前作の Mod 愛好家にはおなじみの Minty Spire のスレスパ2版です。細かな利便性向上をまとめた Mod で、次のような表示が追加されます。
- 自分が受けるダメージの合計値
- 買い物後の残額
- 休憩後の HP
- ペン先やヌンチャクなど、カウント系レリックのカウント
- パエルの涙など、ターン終了時に発動するレリックの発動の可視化
「あったらいいな」がだいたいそろっている Mod です。
BetterSpire2
こちらも細かな改善系の Mod で、Minty Spire 2 と一緒に使えます。特に便利なのが、プレイヤーの頭上に表示される予測ダメージです。現在のブロックやレリック、オーブなどを踏まえたターン終了時の予測ダメージと、被ダメージ後の残り HP を確認できます。オスティにも対応しています。
ただでさえ頭を使うゲームで、計算ミスが致命傷になることもあります。脳のリソースは積極的に節約しましょう。
ほかに、リプレイ回数の表示(忘れがちな反響化にも対応)、マルチプレイでのほかのプレイヤーの手札表示、現実の時計の表示などの機能もあります(このあたりは、筆者は使っていません)。
Deck Tracker
こちらも前作でおなじみの Mod です。バニラでは別の画面を開いて確認していた山札と捨て札の一覧を、戦闘画面のまま確認できます。次のターン以降に引くカードを予測しやすくなります。配信者の方なら、視聴者にデッキ構成が一目で伝わるのもうれしいポイントです。
Intent Graph
モンスターの行動を可視化する Mod です。カーソルを合わせた敵の行動パターンの移り変わりが表示されます。次のターンに攻撃が来ないことを確かめてから非常ボタンを使ったり、敵のこの先の行動を踏まえて攻撃する相手を選んだりできます。
オススメ Mod(お好み系)
ここからは、必要に応じて追加してほしいお好み系の5本です(筆者はすべて入れています)。
Map Visuals
マップ全体の見やすさを上げる Mod です。アイコンをより明確に色分けし、マウスホイールでマップを拡大・縮小できるようになります。特に、縮小してマップ全体を見渡せるので、ルート選びがかなり効率的になります。
Speed Control
ゲーム全体の速度を設定できる Mod です。全体の速度を上げるだけでなく、少しずつ加速させる段階的な加速もできます。何度も繰り返し遊ぶゲームなので、時間あたりのプレイ密度を上げて、より濃いスレスパ体験を味わえます。効果は自分の画面だけなので、マルチプレイでもほかのプレイヤーが入れる必要はありません。
Potion Chance Display
その戦闘でポーションを獲得できる確率を表示する Mod です。ポーションは、前の戦闘でドロップしたかどうかで次の戦闘のドロップ率が増減したり、エリート戦ではボーナスがあったりと、細かい仕様があります。いちいち覚えていられないので、表示させておくと便利です。
なお、カード報酬のレアリティやイベントマスの抽選確率も変動する仕様がありますが、これを表示する Mod は投稿時点では見当たりませんでした。ご存じの方はぜひコメントで教えてください。
Potion Chance Display(Steam ワークショップ)
DeckStats
デッキのカテゴリごとの統計を表示する Mod です。たとえばブロックカードの割合を見て守りが十分か判断したり、シナジーのあるカードの割合を踏まえてキーカードを選んだりできます。デッキ全体だけでなく山札の残りカードの分布も見られるので、次のターン以降の作戦を考えるのにも役立ちます。「狂気の沙汰」で加わったカードの内訳もすぐに分析できます。
欲を言えば、MTG のマナカーブのように、エナジーごとのカード分布も見られるとうれしいところです。そのような Mod をご存じの方も、ぜひ教えてください。
Quick Restart 2
ポーズメニューにリスタートボタンを追加する Mod です。スレスパ2は各部屋の開始時にだけセーブされるため、戦闘の途中でメインメニューに戻って再開すると、戦闘開始時に戻せるというグレーな仕様があります。この Mod があれば、メインメニューに戻らずにやり直せます。使えるのはシングルプレイだけです。
まあ、「ローグライクは一期一会。リセットなんて絶対しない!」という方にとっては、邪道な Mod かもしれません。
Quick Restart 2(Steam ワークショップ)
まとめ
スレスパ2の Mod は、Steam ワークショップでサブスクライブするだけで導入できます。まずは BaseLib と RitsuLib を入れたうえで、必須級の4本(Minty Spire 2、BetterSpire2、Deck Tracker、Intent Graph)から試してみてください。
オススメ Mod の第2弾も公開しています。
スレスパ2の Shorts は、こちらの再生リストからまとめて見られます。